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米、崩れる軍事的均衡に焦り 中国、予想上回る軍拡ペース

米、崩れる軍事的均衡に焦り 中国、予想上回る軍拡ペース(時事通信) - Yahoo!ニュース

 

【ワシントン時事】中国が急速に軍備拡張を進める中、米国では崩れつつある米中の軍事的均衡に焦りが強まっている。

自信を深める中国が台湾や南シナ海東シナ海で軍事活動を活発化。米国に代わり、地域覇権を握ろうとする動きを加速させているためだ。

(中略)

 インド太平洋軍のデービッドソン司令官は今月、上院軍事委員会の公聴会で、中国の軍拡が予想を上回るペースで進んでいるとして「通常戦力による米国の抑止力が崩壊しつつある」と警告。中国は当初、50年までに米国から覇権を奪うことを狙っていたが、「その目標を前倒しする可能性がある」と危機感を示した。

時事通信3/20(土) 7:40配信)

 

 

日本有事に米軍が危機感を感じているのに、当の日本は政府に危機感のかけらも感じられない。
いつまで泰平の眠りを貪っているつもりか。

尖閣台湾を支配されたら、中国の潜水艦、空母はインド太平洋に大手を振って往来できる。
日米は指をくわえて見ることしかできない。
日本をアメリカに対する中国の防波堤にされてしまうぞ。

 

 

 

1995年、オーストラリアを訪問した中国の李鵬首相は、当時のキーティング豪首相に「日本は取るに足らない国だ。30~40年もしたら、なくなるだろう」と語っている。

「太平洋には中国とアメリカをを受け入れる十分な空間がある」
これは2013年6月、新たな中国の指導者となった習近平氏がアメリカを訪問、当時のオバマ大統領に伝えた言葉である。
米中による太平洋分割統治論とも呼ばれるが、ハワイを境に東太平洋をアメリカが、西太平洋を中国が統治するという考えだ。

中国政府は2021年予算案で、国防費を前年比6・8%増の1兆3553億4300万元(約22兆6千億円)計上した。2020年予算案の同6・6%増だ。

アチラは尖閣諸島を皮切りに、ハワイを境に西太平洋を中国が統治しようとしている。

 

 

 

中国の軍拡を阻止したいなら、民主主義諸国は中国との経済関係を絶つべきだ。どうせ、中国との経済関係を続けたところで、中国は核ミサイルと軍艦の数で、利益はすべて中国共産党に寄こせ、と、香港同様の威嚇を西側諸国にしてくるだろう。西側諸国との経済関係が切れれば、中国は、ロシアと組む以外になくなる。早晩、貿易黒字を軍拡に回す余裕はなくなるだろう。
特に、中国と何とか経済関係を続けようとしている日本企業は、現状のままでは、米国からも敵と言われかねない。早急に、中国と手を切り、アジア諸国、インド、とか、インドネシアとかと手を組むことを考えるべきだ。