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高齢者の死に方について世界との違いを考える

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延命治療をするしないで日本と海外の平均健康寿命と平均寿命はそれほど変わりません。

(中略)

もともと延命治療が必要な終末期の患者さんは、延命治療をしようがしまいがそう長くない日数しか生き延びることができません。問題は、高額な医療費だけです。

(中略)

そのスウェーデン自体の社会情勢は日本と単純に比較できるものではありませんが、地域で老人福祉を支える思考は1980年代からすでに政策として完成されています。例えば、老人介護に関わる費用や、一定の年齢(75歳まで、80歳まで、85歳まで、85歳以上)ごとに受けられるサービスの内容と、家族負担についてある程度細やかな負担率と受益実務について記述されています。

 

とりわけ、スウェーデンを含めた高齢者対策について言えることは、大きく二つの視座によって成立しています。ひとつが「高齢者が尊厳をもって暮らしていけるにはどのようなケアが必要であるか」。もうひとつが「尊厳を健康面で保つことができなくなった高齢者にふさわしい終末とは何であるか」です。